実績がない時期ほど、プロフィールに書けることがあった
いざプロフィールを書こうと画面に向き合ったとき、ふとタイピングの指が止まってしまう。自分には、人に誇れるような特別な実績なんて何もない。そう感じて画面を見つめた経験は、ありませんか。
全4回でお届けしているシリーズの第2回。今回は、実績がない時期だからこそ書ける「プロフィールの作り方」について、私の失敗談も交えながらお話しします。
「よし、noteのプロフィールを書こう」。そう決意して入力画面を開いたものの、私は何度も手が止まりました。
特別な実績があるわけでもなく、noteで大きな収益が出ているわけでもありません。誰もが知っているような有名な肩書きもありませんでした。プロフィール欄に書けるような立派なことが、自分には何一つないように感じていたからです。
副業について発信している方のプロフィールを覗きに行くと、決まってこんな数字が並んでいます。
「月収○万円」 「販売数○百部」 「開始○か月で収益化」
まぶしい数字と何もない自分を比べるほど、一体何を書けばよいのか、すっかり分からなくなってしまいました。
無理に大きく見せようとしていた
実績がないなら、せめて少しでも立派に見せなければ。以前の私は、心のどこかでそんな風に焦っていたのだと思います。
背伸びをして難しい言葉を使ってみたり、まだ十分に経験していないことまで、さも詳しい専門家のように書こうとしたり。ところが、そうやって完成した文章を読み返してみると、自分で書いたはずなのに、まったく自分の言葉に見えませんでした。
AIを使って体裁をきれいに整えてみても、そもそも自分の中にある「材料」が少なければ、ただ表面がきれいなだけの、誰にでも当てはまる薄っぺらいプロフィールになってしまいます。
私自身、まだ試行錯誤の途中です。完成した成功談ではなく、AIとnoteを使う中で迷ったことや、実際に変えてみたことを今後も記録していきます。
そこで、立派に見せることを一度きっぱりとやめてみました。
代わりに書くことにしたのは、背伸びをしていない、今の自分が「実際に経験していること」そのままです。
YouTubeの収益化停止という挫折を経験したこと。 収入源をたった一つに頼る怖さを、身をもって感じたこと。 40代後半から、AIとnoteを使って小さな副収入づくりを試し始めたこと。 まだ成功したとは到底言えず、毎日迷いながら記事を作っていること。
いざ書き出してみると、決して華やかで目を引く内容ではありません。それでも、以前の取り繕った文章より、ずっと「自分が何をしている人間なのか」が真っ直ぐに伝わる文章になりました。
現在地も、発信する理由になる
プロフィールに必要なのは、すでに完成された美しい成功談だけではないのだと、今ははっきりと感じています。
今、自分がどこにいて、なぜそれを始め、何を試しているのか。その泥臭い「現在地」も、プロフィールの大切な材料になります。私がプロフィールを見直す時、いつも読者に伝わるか確認している4つの項目があります。
なぜ発信を始めたのか
今、何に取り組んでいるのか
どのような人に読んでほしいのか
このアカウントで何が読めるのか
たとえば、「AIについて発信しています」という一言だけでは、テーマが広すぎて、読者はどの記事から読めばよいのか迷ってしまいます。一方で、次のように書いてみたらどうでしょうか。
「40代後半から、ChatGPTとnoteを使った小さな副収入づくりを試しています。記事のテーマ選びや構成、無料記事から有料記事への導線づくりなど、実際に迷ったことや改善したことを記録しています」
こう書くことで、発信内容がぐっと具体的になります。これは、誰かに大きな成果を約束しているわけではありません。自分が今試している範囲を、ありのままに伝えているだけです。
読者との距離を縮めるプロフィール
プロフィールは、自分を立派に見せるための就職活動の履歴書ではありません。
あなたのページに初めて訪れた人が、
「あ、自分と少し近い経験をしている人かもしれない」
「この人が試行錯誤したことなら、自分にも参考になる部分があるかもしれない」
そう感じて安心してもらうための、短い案内文です。
もちろん、今後続けていく中で実績が増えれば、あとから数字や結果を書き加えることはいつでもできます。ただ、「何もない時期だから何も書けない」のではありません。むしろ、何もない時期にしか書けないリアルな迷いや、手探りの試行錯誤があるはずです。
私は、無理に成功者のように振る舞うよりも、自分が今いる場所をそのまま正直に書いたほうが、結果として発信を続けやすくなりました。
プロフィールを書こうとして、もし立派な言葉が見つからなくても。まずは、始めた理由と現在取り組んでいること、その二つを書いてみてください。それだけでも、真っ白な状態より、読者にとってはずっと分かりやすい入り口になるはずです。
そして、もし今のあなたが、かつての私のように「自分には書けることなんてない」と、真っ白な画面の前でタイピングの指が止まっているなら、ぜひ私のnoteを覗いてみてください。
そこには、特別な実績を持たない人間が、どうやってChatGPTと壁打ちをしてテーマを絞り出し、初めての有料記事を形にしたのか。無料記事からどう繋げたのかという泥臭い「裏側」をすべて公開しています。
きれいな成功法則ではありません。しかし、あなたが「最初の一歩」を踏み出すための具体的なヒントが、きっとここにあるはずです。
次回(第3回)は、アカウントの一番目立つ場所に置く「固定記事」について。これを強い売り場として使うのではなく、「最初の案内所」として優しく使う考え方をお届けします。




